1月21日(日)、焼津市のサンライフ焼津で、公認指導員を対象とした基本動作審査講習会を開催しました。
4月から、公認指導員の審査権限が三段までに引き上げられることは皆さんご承知の通りですが、経験のない基本動作審査をいきなりするのはなかなか難しく、また一定の水準で審査眼の摺り合わせを行う必要性もあることから、静岡県教育部として企画したものです。この日は中部地区の皆さんが集まりましたが、今後、西部(2月)、東部(3月)と順に実施していく予定になっています。
講師は、熊切県教育部長と須永県教育副部長(東海ブロック教育副部長)が務め、5名の公認指導員の方々には、審査の仕方や判断基準などの座学と、実技講習を受けていただきました。
座学では、一通りの説明の後、質疑応答の時間も設けましたが、ご経験上あるいは普段から勉強されていらっしゃるからか、多くの鋭い疑問・質問も投げかけられました。また、実技講習では6ラウンドを32点以上の基本動作かつ150点以上の目標で一人一人吹いていただき、講師と残った皆さんとで審査した結果を基に、判断基準や目の付け所など、活発なディスカッションを行いました。
審査する立場として説得力を持たせる意味もあり、6ラウンドの実技に関しては、目標と遠い結果の方には、再講習で一定の結果を出すまで、4月以降の三段審査を控えていただく申し合わせをしていたのですが、皆さん150点以上を優にクリアし、基本動作でも著しく不適格な方はおらず、ホッと一安心。基本動作については、少しの意識の違いでガラッと変わってきますから、今後も審査すると同時に周りから見られる(手本とされる)立場であることを忘れずに、技量の向上に努めていただきたいと思います。